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台風でアンテナが倒れた!対処法と修理費用の相場を解説

2024.04.11

台風の季節が近づくと、日常生活に多大な影響を及ぼすことがあります。その一つが、テレビの受信に不可欠なアンテナのトラブル。台風の強風によってアンテナが倒れたり、向きがずれたりすることで、テレビの受信状況が悪化します。

そこでこの記事では、台風が接近する前に確認しておくべきアンテナの状態と、万全の対策、倒れたときの対処法などについて詳しく解説します。

台風によるアンテナの被害とは?

台風が近づくと強風により屋外に設置されたアンテナが倒れることがあります。アンテナが倒れるとテレビの受信状況が悪化し、場合によってはアンテナ自体が損傷する可能性もあります。

アンテナが倒れる原因

台風や強風が原因でアンテナが倒れることは珍しくありません。特に屋根上に設置されているアンテナは、強風に晒されやすく、倒壊のリスクが高まります。アンテナが倒れる主な原因としては、以下のようなものがあります。

●設置不良
●経年劣化
●構造上の問題

それぞれについて説明します。

設置不良

アンテナの設置が不適切であった場合、強風によって容易に倒れる可能性があります。適切な固定がされていない、アンテナの向きが不正確であるなどが考えられます。

経年劣化

アンテナやその固定部分が経年劣化によって弱くなっている場合、台風などの強風で倒壊するリスクが高まります。サビや腐食によって強度が低下していることもあります。

構造上の問題

アンテナ自体の構造に問題がある場合も、倒壊の原因となり得ます。例えば、風の抵抗を受けやすい形状であると、風圧に耐えられずに倒れる可能性があります。

アンテナが倒れた場合、テレビの受信状況が悪化するだけでなく、落下による物理的な被害や怪我のリスクも生じます。そのため、台風シーズンに入る前にアンテナの点検を行い、必要な場合は補強や交換を行うことが重要です。

アンテナの倒壊による影響

台風などの強風が原因でアンテナが倒れることは、さまざまな影響を及ぼす可能性があります。

●テレビ受信の問題
●物理的な被害
●安全上のリスク
●修理費用の負担

それぞれについて、以下でみていきましょう。

テレビ受信の問題

最も直接的な影響は、テレビの受信が不可能になることです。アンテナが倒れることで、テレビ番組を楽しむことができなくなります。

物理的な被害

アンテナが屋根や壁、周囲の物に落下することで、建物や財産に損傷を与える可能性があります。特に、屋根の上に設置されているアンテナが倒れると、屋根の修理費用がかかることもあります。

安全上のリスク

アンテナが倒れることで、通行人や住人が怪我をする恐れもあります。特に高い場所に設置されているアンテナが倒れた場合、その衝撃は大きく、重大な事故につながる可能性もあります。

修理費用の負担

アンテナが倒れた場合、アンテナそのものの修理や交換に費用がかかります。特に、アンテナ本体の損傷が大きい場合や、屋根などの修理が必要な場合は、高額な費用がかかることもあります。

アンテナの倒壊による影響を最小限に抑えるためには、台風シーズンに入る前にアンテナの点検を行い、必要な場合は補強や交換を行うことが重要です。また、万が一アンテナが倒れた場合に備えて、火災保険などの保険に加入しておくことも検討してください。

アンテナが倒れた時の対処法

アンテナが倒れた場合、まずは安全を確保し、専門業者に連絡して修理を依頼しましょう。自分で修理を試みるとさらなる損傷や怪我の原因となることがあります。以下の手順で進めましょう。

1. 連絡:まずはアンテナ工事業者に連絡を取り、状況を説明しましょう。倒れたアンテナの状況や家の構造によって対応が異なるため、詳細を伝えることが重要です。

2. 見積もり:業者から見積もりを提出してもらい、費用を確認しましょう。費用相場は次のセクションで説明します。

3. 修理:見積もりに納得したら、修理を依頼します。業者はアンテナの状態を確認し、必要に応じて向きの調整や立て直し、交換などを行います。

4. 保険の利用:強風によるアンテナの損傷は、火災保険で補償されることがあります。保険適用の可否を業者や保険会社に相談しましょう。保険が適用されれば、修理費用を抑えることが可能です。詳しくは後述します。

5. 確認:修理が完了したら、テレビの受信状況を確認しましょう。問題なく映るようになったら、作業は完了です。

アンテナが倒れた際は、速やかに専門業者に連絡し、安全かつ適切な対応を心がけましょう。

アンテナ修理費用の相場

アンテナの修理費用は状況によって異なりますが、向きの調整や立て直しであれば20,000円から30,000円程度が相場です。新品への交換が必要な場合は、費用がさらにかかります。下記にて詳しく説明します。

向き調整・立て直しの費用

台風や強風によってアンテナが倒れたり、向きがずれたりした場合、アンテナの修理や調整が必要になります。アンテナ修理費用の相場は、作業内容によって異なります。

アンテナの向き調整

費用相場:約20,000円〜
作業内容:アンテナの向きを正しい位置に調整する。
注意点:3階建て以上の建物など、特殊な状況では追加費用が発生する場合があります。

アンテナの立て直し

費用相場:約25,000円〜
作業内容:アンテナの本体を立て直し、ケーブルの配線や固定を行う。
注意点:アンテナ本体の損傷が大きい場合は、交換が必要になることもあります。

新品交換の場合の費用

台風や強風でアンテナが倒れてしまい、修理が不可能な場合は新品への交換が必要になります。この場合の費用は、アンテナの種類や設置環境によって異なりますが、一般的な相場を以下にまとめました。

八木式アンテナの交換

費用相場:約30,000円〜50,000円
作業内容:既存のアンテナの撤去、新しいアンテナの設置、ケーブルの接続など

平面アンテナ(デザインアンテナ)の交換

費用相場:約40,000円〜60,000円
作業内容:同上

BSCSアンテナの交換

費用相場:約50,000円〜70,000円
作業内容:同上
アンテナの交換費用は、アンテナ本体の価格に加えて、工事費や高所作業費、場合によってはブースターの交換費用などが含まれます。

火災保険での対応は可能?

台風によるアンテナの損傷は火災保険の適用範囲内となることがあります。以下を参考に保険契約の内容を確認し、必要な手続きを行いましょう。

火災保険の適用条件

台風や強風によりアンテナが倒れた場合、火災保険の適用を受けることができる可能性があります。しかし、保険の適用を受けるためにはいくつかの条件があります。

補償範囲内であること

火災保険には様々な補償がありますが、すべての補償がアンテナの損害をカバーしているわけではありません。風災や水災など、補償内容を確認し、アンテナの損害が補償の範囲内であるか確認することが重要です。

自然災害によるものであること

火災保険は通常、台風や豪雨、落雷など自然災害によって発生した損害を補償の対象としています。アンテナが倒れた原因がこれらの自然災害によるものである場合、保険の適用が可能です。

保険会社への連絡

アンテナが倒れた場合は、速やかに保険会社に連絡し、必要な手続きを行います。保険会社からは保険金請求書や事故報告書などの書類が送られてくるため、これらに必要事項を記入し、提出します。

被害状況の証明

保険金の支払いを受けるためには、アンテナの損害状況を証明する必要があります。損害の状況を写真に撮影し、見積書や修理費用の明細などとともに保険会社に提出します。

以上の条件を満たす場合、火災保険の適用が可能となり、修理費用の一部または全額が補償されることがあります。ただし、保険の契約内容や補償範囲は保険会社やプランによって異なるため、具体的な適用条件や手続きについては、保険会社に確認することが必要です。

適用外のケース

念のため、適用外のケースについても説明します。

台風や強風によってアンテナが倒れた場合、火災保険の適用を受けられることがありますが、すべてのケースで適用されるわけではありません。以下は火災保険が適用されないケースの例です。

契約の範囲外

保険契約に風災や水災などの補償が含まれていない場合、アンテナの損害に対して保険が適用されません。契約内容を確認し、必要な補償が含まれているかを確認しましょう。

免責金額以下の被害

保険契約に免責金額が設定されている場合、その金額以下の損害については保険金が支払われません。例えば、免責金額が3万円で、アンテナの修理費用が2万円の場合、保険金は支払われません。

経年劣化による損害

アンテナが経年劣化によって倒れた場合、火災保険の適用外となることがあります。通常の使用による摩耗や老朽化は、保険の対象外とされることが多いです。

火災保険の適用を受けるためには、被害状況を証明する資料の提出が求められることがありますので、被害が発生した場合は、速やかに写真撮影などの記録を行いましょう。

アンテナ修理業者の選び方

アンテナ修理業者を選ぶ際には、実績や保証の有無、料金体系の透明性などを確認しましょう。信頼できる業者に依頼することで、安心して修理を任せることができます。

実績と保証、対応スピードの確認

実績の確認

実績が豊富であることと保証が充実していることは、アンテナ修理業者を選ぶ上で最も重要な要素です。実績豊富な業者は多くのトラブルを解決してきた経験があり、技術力や対応力が高い可能性があります。ホームページや口コミサイトなどで、実績や評判を確認してください。

保証の有無

修理後の保証が充実している業者を選びましょう。保証があることで、万が一修理後に再度トラブルが発生した場合でも安心です。保証内容や期間については、事前に確認しておくことが重要です。

対応スピード

迅速に対応してくれる業者を選びましょう。特に台風などの後は、早めに修理を行うことが重要です。
事前に対応スピードについて確認し、必要に応じて即日対応可能な業者を選択することも検討してください。

料金体系の透明性

アンテナ修理業者を選ぶ際に重要なのが、料金体系の透明性です。不明瞭な料金体系の業者では、後から追加費用が発生することがあります。

見積もりの明確さ

見積もりは、修理内容や費用の内訳が明確に記載されていることが重要です。見積もり時に提示された金額以外に追加費用がかかることがないよう、事前に確認しましょう。

追加費用の有無

見積もり時に、追加費用が発生する可能性がある場合は、その条件や費用の目安を明確にしてもらうことが大切です。

料金の内訳

修理費用の内訳が詳細に記載されていることで、どの作業にどれだけの費用がかかっているのかがわかります。不明な点があれば、業者に質問して納得のいく説明を受けましょう。

支払い条件

支払い方法や支払い時期についても、事前に確認しておくことが重要です。後払いの場合は支払い期限や支払い方法を明確にしておくと安心です。

料金体系が透明であれば、予想外の費用がかかるリスクを避けることができます。業者選びの際には、料金体系の明確さに注目して選ぶようにしましょう。

まとめ

台風や強風によってアンテナが倒れるトラブルは、テレビ受信に支障をきたし、時には物理的な被害や安全上のリスクも伴います。アンテナの倒壊を防ぐためには、台風シーズン前の点検や補強が重要です。

万が一アンテナが倒れた場合には、自身での修理は危険を伴うため、専門のアンテナ工事業者に連絡し、見積もりを取得した上で修理を依頼することが求められます。修理費用は、アンテナの状態や作業内容により異なりますが、向き調整や立て直しなら約20,000円から30,000円、新品交換の場合はさらに費用がかかることが一般的です。

また、火災保険が適用される場合もあるため、保険の確認も忘れずに行いましょう。修理業者選びでは、実績や保証の有無、料金体系の透明性などを確認することが重要です。