ブログ

テレビが映らないときに!エラーコードの原因・対処法を一覧で紹介

2024.05.21

テレビが映らなくて困っているとき、画面に表示されるエラーコードは、トラブル解決のヒントになります。本記事では、よく見られるエラーコードとその原因、対処法を一覧でまとめました。原因は様々ですが、自分で解決できるかもしれません。一緒に原因を探って、快適なテレビ視聴を楽しみましょう!

エラーコード【E201/E202】

「E201」「E202」のエラーコードは、電波の受信状況が悪いため発生します。テレビのアンテナが正しく設置されていない場合や、周囲の建物によって電波が遮られている場合に発生する可能性があります。基本的に、電波の受信状況が改善されれば、エラーコード「E201」「E202」は解消されます。それでは原因や対処法について詳しく見ていきましょう。

原因「電波が弱い/電波が届いていない」

テレビが映らなくなったのに加え、エラーコード「E201」「E202」が表示されている場合、主に電波が弱い・電波が届いていない可能性があります。アンテナの方向や角度のずれや、悪天候の場合も電波が弱くなる恐れがあります。

対処法「アンテナレベルの調整」

対処法としては、アンテナレベルを調整することが必要です。アンテナレベルとは、受信強度のことを指します。アンテナレベルの確認はテレビのリモコン操作で行うことができます。基準となるアンテナレベルは取扱説明書に記載されており、受信した電波が基準レベルを大きく下回るとテレビが映らないこともあります。アンテナレベルの確認ができたら、状況別に詳しい対処法を実践しましょう。

●アンテナレベルが低い時
●アンテナレベルが高い時
●アンテナに不具合がある時

アンテナレベルが低い時

アンテナレベルが低い場合は、アンテナの向きや位置を調整したり、ブースターの利得を上げたりするなどの対策が有効です。具体的な対処法は以下の通りです。

●アンテナの向きを調整する
アンテナの向きを調整してみてください。アンテナは、強風や経年劣化により向きがずれてしまうことがあるため、確認してみましょう。アンテナの向きがずれていると、電波を十分に受信できないことがあります。アンテナの向きは、電波塔の方向に合わせて調整します。

●アンテナケーブルの確認
アンテナケーブルの接続不良や損傷している場合も電波受信に影響が出る可能性があります。アンテナケーブルの配線に誤り・破損がないかを確認し、必要に応じて交換しましょう。

●アンテナの交換
それでも解決しない場合は、アンテナ自体に不具合がある可能性があります。アンテナが故障している場合は、アンテナの交換が必要になります。

なお、「E201」「E202」エラーコードが表示された場合は、天気の影響で電波が受信できない場合もあります。その場合は、天気が回復するまで待つようにしましょう。

アンテナレベルが高い時

アンテナレベルが高すぎる場合も、電波が強すぎて受信が不安定になることがあります。以下のような症状が見られる場合は、アンテナレベルが高すぎる可能性があります。

【アンテナレベルが高すぎる場合に起きる現象】
●映像が乱れる
●音声が途切れる
●一部のチャンネルが映らない

このような現象が起きている場合は、以下の対処法を試してみてください。

●アンテナの位置を調整する
アンテナの位置を調整することも有効です。アンテナを少し下げたり、向きを変えたりすることで、電波の受信状況を改善することができます。

●ブースターを調整する
ブースターは、電波を増幅する装置です。何の調整もせずにブースターを設置すると、アンテナレベルが高くなりすぎてしまう可能性があります。その為、ブースターの調整をすることで受信状況を改善することができます。

●アッテネーターを取り付ける
アッテネーターは、電波を弱める装置です。アンテナレベルが高すぎる場合に取り付けると、受信状況を改善することができます。

しかし、これらの調整は専門的な知識が必要な場合があります。自分で調整できない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

アンテナに不具合がある時

アンテナに不具合があると、テレビの受信に影響が出ることがあります。アンテナに不具合がある場合、以下の2つの可能性があります。

●アンテナが故障している
テレビが映らない場合、原因の一つとしてアンテナの故障が挙げられます。アンテナが故障すると電波を正常に受信できず、映像や音が乱れたり、全く映らなくなったりします。

●アンテナの向きがずれている
テレビのアンテナの向きが調整されていない場合、電波を受信できず、テレビが映らなくなったり、映像や音声が乱れたりすることがあります。アンテナの向きは、視聴エリアや放送局によって異なります。アンテナが設置されている場所や、どの放送局を受信したいのかを確認し、適切な向きに調整する必要があります。

エラーコード【E100/E101/E102】

テレビが映らなくて困っている時、画面にエラーコード「E100」「E101」「E102」が表示されることがあります。このエラーコードは、B-CASカードの不具合が原因で発生します。B-CASカードは、有料放送を視聴するために必要なカードです。以下の原因と対処法を参考に、テレビを映るようにしましょう。

原因「B-CASカードの不具合がある」

B-CASカードの不具合により、テレビが映らなくなっている可能性があります。表示されるコードによって、原因と対処法が異なりますので、確認しましょう。

E100「B-CASカードの読みこみに不具合がある」

テレビ画面に「E100」というエラーコードが表示されている場合、B-CASカードの読み込みに不具合が発生している可能性があります。その場合は以下の対処法を試してみてください。

●対処法「B-CASカードの抜き差し」
B-CASカードの読み込みに不具合が発生している場合は、まずB-CASカードの抜き差しを試みてください。テレビの電源を切り、コンセントを抜いた後、B-CASカードを差し込み口から抜き、10秒ほど待ってから再び差し込みます。その後、電源を入れ直し、テレビが視聴できるか確認しましょう。
B-CASカードの抜き差しで解決しない場合は、B-CASカードの故障やテレビ側の問題が考えられます。B-CASカードは各メーカーのサポートセンターで再発行が可能です。また、テレビ側の設定に問題がある可能性もあるため、テレビの取扱説明書を参照し、設定を確認しましょう。

E101「B-CASカードが読みこめていない」

テレビ画面に「E101」というエラーコードが表示されている場合、B-CASカードが読みこめていないことを意味します。その場合は以下の対処法を試してみてください。

●対処法「B-CASカードの挿入口の掃除」
B-CASカードの挿入口を掃除する方法をご紹介します。まず、B-CASカードの挿入口を確認してください。ホコリやゴミが溜まっている場合は、綿棒や柔らかい布にアルコールを少し含ませて、挿入口を優しく拭いてください。強くこすり過ぎると挿入口を傷つけてしまう恐れがあるので注意しましょう。
掃除が終わったら、B-CASカードを抜き差しして、テレビが映るかどうかを確認してください。それでも映らない場合は、B-CASカード自体に問題がある可能性があります。B-CASカードの再発行を検討しましょう。

E102「B-CASカードが使えない」

テレビ画面に「E102」というエラーコードが表示されている場合、B-CASカードに不具合がある可能性があります。その場合は以下の対処法を試してみてください。

●対処法「B-CASカードの抜き差し・再発行」
まずは、B-CASカードを一度抜き差ししてみましょう。抜き差しすることで、カードとカードリーダーの接続が改善され、エラーが解消される可能性があります。カードの向きを間違えないように注意して抜き差しを行い、テレビ画面に変化があるかを確認してください。

それでもエラーが解消されない場合は、B-CASカードの再発行を検討しましょう。B-CASカードは、経年劣化や物理的な破損によって、正常に機能しなくなる場合があります。再発行手続きは、各放送事業者によって異なるため、契約している事業者のウェブサイトやカスタマーセンターの情報を確認してください。

しかし、それでもエラーが解消されない場合は、テレビの故障やアンテナケーブルの不具合など、他の原因が考えられるため、専門業者に相談することをおすすめします。

エラーコード【E209】

エラーコード「E209」は、周辺機器の接続に問題があることを示しています。以下のような対処法を試してみてください。具体的な原因と対処法は以下の通りです。

原因「ケーブルや配線の不具合」

テレビが映らない原因の一つに、ケーブルや配線の不具合が挙げられます。

【ケーブルや配線の不具合の主な原因】
●接続が緩んでいる
●ケーブルが断線している
●端子が汚れている
●ケーブルが古くなっている

対処法「周辺機器のケーブルの挿しなおし・ケーブルの交換」

テレビ画面にエラーコード「E209」が表示され、テレビが映らない場合、周辺機器のケーブルの挿しなおし・ケーブルの交換が原因解決のポイントとなります。対処法を具体的に見ていきましょう。

●周辺機器のケーブルを挿し直す
テレビ本体と周辺機器(レコーダー、ゲーム機、ブルーレイプレイヤーなど)を接続しているHDMIケーブル、アンテナケーブル、LANケーブルなどを確認しましょう。
接続部分が緩んでいたり、汚れが付着していたりする可能性があります。すべてのケーブルを一度抜き差しし、しっかりと接続されていることを確認してください。

●ケーブルを交換する
ケーブルの挿し直しを行っても問題が解決しない場合は、ケーブル自体が破損している可能性があります。
テレビ本体と周辺機器に付属していたケーブルではなく、市販の別のケーブルに交換してみましょう。場合によっては、故障したケーブルが原因の可能性もあります。

上記の方法を試しても解決しない場合は、テレビメーカーのサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。

エラーコード【E201】

エラーコード「E201」は、電波状況が悪い場合や、アンテナが正しく設置されていない場合に発生する可能性があります。具体的な原因と対処法は以下の通りです。

原因「電波が受診できていない」

エラーコード「E201」の原因は悪天候により電波が受信できていない可能性があります。まずはアンテナレベルを確認してみましょう。

対処法「天気の回復を待つ」

まずは、天気が回復するのを待つことが有効な対処法です。天気が悪化していることで電波が受信できていない可能性があるため、天気が回復することで電波が受信できるようになることがあります。
天気が回復してもエラーコード「E201」が表示される場合は、以下の対処法を試してみてください。

●アンテナレベルの調整
●アンテナの向きを確認
●アンテナケーブルの接続を確認
●テレビの再起動

上記の方法でも解決しない場合は、テレビメーカーのサポート窓口に問い合わせてください。

エラーコード【E103】

エラーコード「E103」が表示される場合は、未契約または未放送のチャンネルが原因となっている可能性があります。以下の原因と対処法を確認しましょう。

原因「未契約・未放送のチャンネル」

テレビ画面にエラーコード「E103」が表示されている場合、未契約のチャンネルや、放送されていないチャンネルを選択している可能性があります。まずは、ご契約されているチャンネルプランを確認してください。エラーコードが表示されているチャンネルが契約プランに含まれているか確認しましょう。
放送されていない時間帯にチャンネルを選択している場合も、エラーコードが表示されることがあります。EPGで、エラーコードが表示されているチャンネルの放送予定を確認してください。

対処法「契約している場合はカスタマーセンターへ問い合わせ」

チャンネルを契約しているのにエラーコード「E103」が表示される場合は、チャンネルの放送が終了している可能性があります。放送が終了したチャンネルは視聴することができないので、契約しているチャンネルのカスタマーセンターへ問い合わせて確認しましょう。
また、契約していないチャンネルを選択している場合も、視聴することができません。

まとめ

急にテレビが映らなくなると焦ってしまうかもしれませんが、慌てなくても大丈夫です。エラーコードごとに原因が異なるため、表示されているエラーコードに沿った正しい対処方法を実践しましょう。

【エラーコード別対処法】
E201/E202:アンテナレベルの調整、アンテナの不具合の確認。
E100/E101/E102:B-CASカードの抜き差し、挿入口の掃除、B-CASカードの再発行。
E209:周辺機器のケーブルの挿し直し、ケーブルの交換。
E201:天気の回復を待つ。
E103:契約している場合はカスタマーセンターへ問い合わせ。

これらの対処法を実践しているのに状態が改善しない場合は専門の業者に依頼しましょう。